第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展
日本館への出展

The 15th International Architecture Exhibition - La Biennale di Venezia

第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館での展示。キュレーター山名善之氏のもと、日本館は「en[縁]:アート・オブ・ネクサス」と題して、繋がりをつくる3種類の建築を展示した。仲建築設計スタジオは、「小さな経済」に着目することにより、地域社会に開かれた生活環境を実現している様子を表現した。
Exhibition at the Japan Pavilion at the 15th International Architecture Exhibition at the Venice Biennale. Curated by Yoshiyuki Yamana, the Japanese Pavilion was entitled ‘en:art of nexus’, which means making connections. We expressed how the living environment is open to the local community by focusing on the ‘small economy’.

日本館での展示の様子
食堂付きアパートを地域の風景とともに展示。縮尺1:30の模型と映像からなる
SOHO住戸や食堂から連続する外部空間での生活の様子について、特に関心が集まった
日本館は審査員特別賞を受賞(建築展としては初)

展示では、食堂付きアパート本体とその周辺を写実的に作り込み、立体路地が街路から3階まで巻き上げられる様子やそこに開かれるSOHO住宅を具体的に表現した。
ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展は、総合ディレクターがアラヴェナということもあり、社会的な建築の展示が多かった。日本館もその1つであった。各国の展示を見ると、「生業(なりわい)」への着目が目についた(オーストリア館、イギリス館など)。そういった館のキュレーターと意見交換は有意義な機会となった。そもそも内発的で持続的な生活環境というのは、生業をともに考えなければならない。情報技術の進展や働き方の変革があたらしい住居像をもたらすだろう。その予感とともに動いている建築家と知り合えたことは収穫だった。

日本館が審査員特別表彰を受けたことは素直に嬉しく、またその受賞理由を見ると都市居住に対する提案が挙げられており、なおさらである。
“Special mention as National Participation to Japan for bringing the poetry of compactness to alternative forms of collective living in a dense urban setting.” (公式プレスリリースより)

第15回 ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 全体概要
総合テーマ:REPORTING FROM THE FRONT
総合ディレクター:Alejandro Aravena
会期:2016.5.28〜11.27

日本館展示概要
日本館テーマ:en[縁]:アート・オブ・ネクサス
日本館キュレーター:山名善之氏
制作委員会:菱川勢一 内野正樹 篠原雅武
主催:独立行政法人国際交流基金
会場デザイン:teco